歯の喪失・摩減により噛み合わせが狂い、下顎間接頭が後上方に移動し、 耳介側頭神経・鼓索神経と圧迫されて、聴力障害がおこることがあります。
高齢者の難聴は蝸牛(耳の組織)の毛様体の劣化損傷によっておこることが知られていますが、 噛み合わせの異常も原因であることが約90年前から報告されています。こういった症例に対応するよう噛み合わせを決定する方法に聴力測定を用いることが可能になりました。
聴力測定をしながら噛み合わせを決定することは、手間はかかりますが、聴力の保全といった意義は大きいと考えられます。 聴力を失うことは認知症のリスクを増大させます。
以下のような人におすすめです。
これらの人は顎の位置がずれ、難聴の予備群であり、認知症の予備軍でもあります。
70才以上で多数歯を喪失し、聴力に自信がない方はご相談ください。
保険外診療義歯に特殊な噛み合わせを測る装具を用意し、聴力測定を行います。
55,000円(税込)の加算で申し込み可能です。
抜歯部位の治療を待っている間、月に1~2度来院いただき、歯茎の変化に入れ歯を適合させます。3~6ヶ月たてば歯茎が治りますので、本義歯の製作に取り掛かります。
■休診日 水曜と土曜午後・日曜・祝祭日
予約診療制となっております。受診ご希望の方は、お電話にてご予約をお願いします。