当院の入れ歯治療の患者さんからよくいただく質問を まとめてみました。ご参考にご覧ください
- インプラントか入れ歯か迷っています。
- 顎の骨のボリュームが充分あり、全身的な問題が無ければ、多くの点でインプラントにアドバンテージがあります。費用・治療期間なども考慮され、インプラントを固定源にした入れ歯も有効です。
- 自費の入れ歯と保険の入れ歯って違いますか?
- 保険の入れ歯は使用する材料、製作法が医療費抑制政策の中で画一的に供給されているものです。約40年前から大筋で進歩しておりません。東南アジアなどの歯科治療を受けられる人が入れている入れ歯は、日本の保険の入れ歯より進んでいます。
保険の入れ歯と保険外では装着感・美容面・咀嚼効率、残っている歯や歯茎に対する優しさなど相違点がいろいろあります。
- 入れ歯しているを知られたくないんですが・・
- 部分入れ歯の場合に入れ歯を安定させるためのバネが見えることがあります。これは避けられない場合がありましたが、バネの代わりに保険外ですがアタッチメントを用いたり、審美義歯を使用していただければ心配ありません。
- 入れ歯はどれくらいの期間、使えますか?
- 適切なメンテナンスを受けていただければ、長期間使用していただけます。使用中止の理由としては入れ歯の部分の歯茎がやせる、入れ歯を支えている歯がむし歯や歯周病で悪くなる、噛む力のバランスが崩れて入れ歯の部品が壊れるなどが考えられます。
歯ぐきがやせれば、その部分を裏打ちする必要がありますし、むし歯や歯周病、噛み合せの調整などメンテナンスを定期的に受ければ、予防できます。
- 夜、寝るときは外さないといけないでしょうか?
- 多くのケースで外していただいています。
しかし、衛生面に気をつけていただければ、はめて寝ていただいても問題は少ないと考えらます。
また、歯ぎしりの癖がある人には、残っている歯を守るために、チカラの分散のため、はめて寝ていただかないといけないケースも多々あります。
- 遠方からなんですが、通院できますでしょうか?
- 保険診療の制約は受けませんので、できるだけ通院回数を少なくで治療成果が上がりますように、
治療時間を通常より長く設定したり、1日で2回受診していただくなど工夫させていただきます。
義歯完成・治療完了後のメンテナンスを、定期的に受けていただくことが欠かせません。
3か月毎ほどの定期検診(メンテナンス)はしっかり受けていただきたいです。
- 入れ歯作製に期間はどれくらいかかりますか?
- 歯の欠損歯数が多い際は、治療回数が多く、補う歯数が少ない場合は短期間で済むことが一般的です。
また、歯を抜いて治療用の入れ歯で、歯ぐきが治るまで待って本番の入れ歯を作る際は半年ぐらいかかることがあります。
- 残っている自分の歯を抜くことなく入れ歯を作っていただきたいのですが。
- 抜歯適応に関しては、入れ歯の適合性を向上させるためと感染予防の観点より診断させていただきます。
治療方針にご同意いただけないケースは、治療をお受けできません。